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2015.11.20更新

畳の寿命や交換のタイミングを知ろう!費用や寿命を延ばす方法も伝授

畳の寿命や交換のタイミングを知ろう!費用や寿命を延ばす方法も伝授

一度購入すると長く使用することの多い畳。そんな畳も、消耗品であるため寿命があります。しかし畳はめったに交換するものではないため、いつ交換したらよいのかを知らない方も多いのではないでしょうか。

畳は、毎日のお手入れで寿命が大きく変わってきます。つまり、雑にあつかったり、適度に乾燥させることなくずっと室内に置いたままだったりすると、畳の質は徐々に悪くなってしまうのです。

本コラムでは、畳の寿命と交換をするタイミングについて解説していきます。さらに、畳の寿命を縮めてしまう原因や正しいお手入れの方法についても解説していきますので、ぜひ最後までお付き合いください。

畳の仕組みについて

日本では古くより多くの家庭で使用されている畳。じつは、畳は3つの構造から成り立っていることをご存知でしょうか。

1つ目は、わたしたちが座ったり歩いたりする「畳表(たたみおもて)」。2つ目は、畳の縁に緑や赤などといった布が縫い付けられている「畳縁(たたみべり)」。3つ目は、これらの構造のなかで、畳の魅力である香りや機能を担っている「畳床(たたみどこ)」です。まずは、これらの構造について知るところからみていきましょう。

畳表

畳の表面にあたる部分のことで、経糸(縦方向に糸が通っている)にイグサと呼ばれる植物が織り込まれています。経糸に使用されるのは、綿糸と麻糸の二種類の糸です。

畳の種類は綿糸と麻糸を組み合わせたものや綿糸よりも丈夫な麻糸のみで作られたものなど、組み合わせが自由となっています。

さらに畳には使用されるイグサの色や質などによって等級付けがされており、経糸が丈夫であればあるほど、イグサをより多く織り込むことが可能です。畳を作るにあたり目が細かいものほど見た目がよいため、きれいな仕上がりになるのです。また、イグサは、二酸化窒素や嫌なにおいを吸収してくれる効果があります。

イグサには国産のものと中国産のイグサがあります。国産のイグサは高品質なものが多く、弾力性や耐久性が高いため丈夫です。その分値段がかかります。

それに対し中国産のイグサは、価格が国産のものよりも比較的安いです。しかし、国内へ輸入するにあたりカビや害虫による影響を防ぐため、通常よりもより乾燥させており、もろくなりやすいのです。その結果、国産に比べると色や品質がおちてしまいます。

畳縁(たたみべり)

畳縁とはその名のとおり、畳の縁を覆っている布のことです。畳は四角い形状のために移動させるたび角に摩擦が生じやすく、その摩擦による劣化を防ぐ役割を果たしています。

また、畳を敷く部屋の間取りによって隙間ができてしまう場合があるため、隙間を埋める目的もあります。

無地のものから柄入りまでさまざまな種類があるため、お好みの畳縁を選ぶことが可能です。お寺や寺院で使用されることの多い“紋縁”や、麻を100%使用した“麻縁”などによる畳縁もあります。

畳床

本来、畳床に使用する藁(わら)というと稲藁(いなわら)を使用することが基本でした。稲藁による畳床は畳表と同じく、稲藁の質や使用される量などによって等級付けがされ、上物であるほど長持ちする特性があります。何層にも重ねることで作られているのに加え防音性や吸湿性、耐久性も優れているからです。

しかし稲藁は吸収した湿気を放出することが不得意のため、定期的に干すなどをして風にさらし、藁床のなかに空気をとおす手入れが不可欠なため面倒な部分もありました。

ところが近年の日本では、稲藁による畳床よりも建材畳床が普及しているのです。建材畳床が普及してきている背景には、以前よりも稲藁が採取できなくなっていることがあげられています。

建材畳床は、藁サイド(スタイロ床)と建材床(化学床)の二種類です。藁サンドはポリスチレンフォーム(住宅用断熱材)を藁で挟みこんでおり、発泡スチロールでできているため軽量です。さらに天然の植物から作られていないため、ダニなどの害虫が繁殖しにくい素材ということで普及しています。

しかし、建材床は藁床や藁サンドとは全く異なる畳です。藁を全く使わず、木材などを繊維状に細かくしたものを板状にしたインシュレンボードと、ポリスチレンフォームにより作られています。木材を使用するため、耐湿性に優れています。断熱材によって熱が伝わりにくく、低コストであるといった特性もあるのです。

畳の寿命はどれくらい?

畳の寿命はどれくらい?

毎日使用する机や椅子などと同じように、畳にも寿命があります。しかし、使い方やお手入れが間違っていると寿命を縮めてしまうこともあります。

現在使用している畳の寿命を見分けるにはどこを確認して、どのようにあつかったらよいのでしょうか。以下を参考にして確認してみましょう。

年数で判断する場合

畳は1章で触れたとおり、3つの構造から成り立っていてそれぞれ寿命が異なります。そんな3種類のなかでも、より長く使用できるのが畳床です。適切なお手入れによっては畳床は約20~25年間使用できるとされています。

もし自宅の畳が購入をしてから20年以上たっているのならば、一度畳の具合を確認してみてはいかがでしょうか。

畳表の状態で判断する場合

畳の表面をみて、購入したときは付着していなかった汚れや、ものをひきずったような傷跡を見かけたことはありませんか?畳表には経糸とイグサが使用されていることにより柔らかいため、ダメージを全く受けないということはありません。

日常生活を過ごすなかで気にならない程度の汚れや傷の場合は、すぐに修理や交換をする必要性はないかもしれません。染み付いてしまった汚れや気になるほつれなどが放置されている場合には、きれいな畳表に交換するタイミングです。

汚れをそのままにしておくと、臭いが発生したり変色したりするおそれもあるので気をつけましょう。

畳の寿命はこうして寿命が縮まる!

1章で畳の構造について紹介したとおり、畳には藁や木材が使用されていることで湿度を吸収しやすい特性があります。

畳にたまった湿気をそのままにすることで、カビが生えやすくなり、ダニやシロアリといった害虫が繁殖してしまう可能性があります。畳を長く使用するためにも、定期的に畳を干して湿気を取り除くことが大切なのです。

畳の状態に合わせて選ぶ3種類のお手入れ・費用について

ものを長く使用するためには日頃から丁寧にあつかうよう心がけ、汚れた際にはきれいにすることが大切です。畳は汚れたらすぐに買い替えるのではなく、畳表を裏返すことでさらに長く使い続けることが可能となります。

裏返し

畳は表と裏が同じ作りになっているため、裏返すことでさらに長く使用することができます。裏返すタイミングは、購入してから約3~4年経過している、変色している、といった場合です。

業者に依頼した場合、畳を裏返すのにかかる費用は、1枚あたり約3,800円からとなっております。

表替え

表替えとは古くなった畳表を新しいものに交換をおこなうことです。すでに畳返しをした場合に、表面に取り除くことが困難なシミや汚れなどが見受けられたら交換するタイミングとなります。畳を購入して約6年以上経過している際には、新しい畳表に取り替えることをおすすめです。

畳を取り替えるのにかかる費用は、1枚当たり約4,500円からとなっており畳の種類によって20,000円以上かかる場合もあります。

畳替え

畳替えとは、畳表のみの交換ではなく畳そのものを新しいものに入れ替えることです。畳表に傷や汚れある、畳が歪んでいる、隙間があるという場合には、新しいものに交換するタイミングです。

畳を購入してから約10~15年経過しているころが目安です。畳の入れ替えでは1枚あたり約12,000円からで、上物なものでは40,000円近くかかることもあります。

畳の寿命を延ばすお手入れ方法

畳の寿命を延ばすお手入れ方法

畳はフローリングやタイルとは違い、飲食物をこぼしてしまうと畳の繊維に入り込んだり、中に吸収されたりするため完璧に拭き取ることが困難です。さらに、畳は吸湿性をもった材料が使用されているため、梅雨のときにはとくに湿気を吸収してしまいます。

2章でも少し紹介しましたが、畳にとって湿気は畳の機能精度を悪くしてしまうのに加え、害虫を繁殖させやすい環境を作ってしまうため大敵です。畳を長く使い続けるには、以下で紹介するメンテナンスが重要となってきます。

半年に一度天日干しをする

畳が含んでいる湿気を取り除くために、半年に一度は天日干しをするようにしましょう。湿気をなくすことで、カビが繁殖しづらくすることが可能です。さらに害虫の繁殖を予防することもできます。

しかし畳を天日干しする際は、畳表を日光に直接あたらないように陰干しにしましょう。日光にあたることで、畳が日焼けしてしまいますので注意してください。

汚れをこまめに拭き取る

畳表に水などの飲み物をこぼした際は、すぐに拭き取ります。水分をしっかり拭えていないと湿気として蓄積されてしまうため、小麦粉やベビーパウダーなどの粉を用いることでしっかりと水分を吸収することができます。その後、粉をホウキなどで取り除き、硬く絞った雑巾で拭けばいいでしょう。ぜひ、試してみてくださいね。

お菓子などの食べかすは害虫のエサになってしまうため、汚したときはきちんと掃除して害虫被害を予防しましょう。

重たい家具でひきずらない

畳の上に家具を設置している方もいるかもしれませんが、重たい家具をそのままひきずってしまうことで畳表に傷がつき、寿命が短くなってしまいます。部屋の掃除や衣替えをする際には、しっかりと持ち上げて動かすようにしましょう。

まとめ

畳は適切なお手入れをしていれば、約20年もつといわれています。汚してしまった際はこまめに掃除をしたり半年に一度の天日干しをしたりして、畳のなかにたまった湿気を取り除くことが可能です。

天日干しが困難な場合は、畳の下に空間を作ることで風がとおり湿気を逃がすことができます。

畳を購入して畳表の色や傷に違和感がある際には、畳を裏返したり交換したりすることで解決できますが、自分では適切な判断や対処は困難です。畳替えで悩んだら、まずは一度プロに相談してみましょう。

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