畳替え、網戸・ふすま・障子の事なら張り替え110番 > 畳の張替えは自分でできる?DIYに必要な道具と施工手順を紹介します

畳の張替えは自分でできる?DIYに必要な道具と施工手順を紹介します


畳の張替えは自分でできる?DIYに必要な道具と施工手順を紹介します

 

住宅が洋風化してきたことで、この頃は和室の部屋も少なくなってきました。それでもまだまだ畳への人気も健在で、い草の香りや懐かしい趣のある畳部屋を作る方も多いです。

 

賃貸住宅になるとフローリング部屋よりも畳部屋のほうが若干家賃が安い傾向があります。なぜなら畳はフローリングよりもお手入れに手間がかかり、持参してきた家具とマッチしないことが理由としてあげられます。

 

そんな畳について今回は記事にしてみました。せっかく畳があるのなら、なるべくよい状態で和室空間を楽しみたいですよね。畳のお手入れ法として、畳の張り替えについて自分でできるDIY方法をお伝えしていくので、ぜひ参考にしてみてください。

 

自分で畳を張替える目安と手順

畳は古くなると、色があせてきます。またちょっとした傷でい草がこすれてチクチクしたりすると見た目がよくありません。和室はお客様をおもてなしするときに使用する部屋だったりするため、きれいな状態でありたいです。

 

経年劣化やペットによる傷、不注意でできた汚れなど畳のトラブルはたくさんあります。畳には表と裏があるので、折をみて交換や張り替えをすると和室をよい状態で保つことができます。しかし専門のプロへ頼むと料金がかかるため、自分で貼り替えができたら出費が押さえられるのでおすすめです。

 

ではどんな状態になったら畳を変えるべきなのか、目安と張り替え手順について説明していきます。

 

適切な畳の張替え時期や目安

畳を張り替えるタイミングはいつでしょうか。それは畳の状態からタイミングを知ることが大切です。

 

・色合い

新しい畳は青っぽいグリーンですが、そのうち青みが抜けてグリーンになっていきます。それも超えると黄色っぽくなります。黄色になったときが取り換え時期です。

 

・光沢感がなくなってきた

初めは光沢があり表面がツルツルしていますが、そのうち光沢もなくなり、ガサガサしてきます。ガサガサになるとささくれができやすくなるので取り換え時期の目安になります。

 

・い草がボロボロしてきた

何もしなくてもい草がボロボロと抜けたり、ささくれが目立つようになったら取り換え時期です。

 

・カビや臭いがでてきた

表面がへんに白くなってきたり、湿ったにおいがするようならカビが生えているおそれがあります。畳は湿度管理がしやすい素材ですが、近年の密閉性の高い住宅環境では湿気が溜まりやすくカビが生えやすくなっています。

 

・ダニの大量発生

ダニはどこにでもいるので畳にいてもおかしくありません。しかし、大量発生となるとこれは問題です。人を噛むダニもいるので、掃除などで駆除ができないほどなら張り替えの必要があります。

 

・床がきしむ

畳の芯がそろそろ寿命がきています。畳を新調するサインです。

 

畳の張替え方法は3パターン

畳が古くなってきてそろそろ張り替えようと思った時、どうすればよいでしょうか。まず畳の張り替えには、裏返し・表替え・交換の3つの方法があります。

それぞれについて解説していきます。

 

1.裏返しの方法

畳を新調してから、3~5年ほど経過していたら、裏返しの時期です。裏返しとは、最初に使用している面が表です。劣化などで交換のタイミングになったら剥がして、裏側を使用する方法です。畳には表も裏も同じ作りなので他人から見て裏側だとはわかりません。

 

畳自体は新調せず、同じものを使っているのでも費用もかかりません。しかし表を長いこと使用していると、裏側も劣化してしまいきれいな状態ではないこともあります。裏返しはとても難しく素人ではなかなかできません。剥がして裏返すだけと思われがちですが、畳はそんな簡単な作りではないのです。

 

実際、自分でおこなうなら、い草と麻糸で作られたゴザの表面に畳床に取り付けます。そのあと糸と縁で固定しなけばいけません。

 

2.表替えの方法

約7年ほど使用した畳には表替えが施されます。最初に表を使用し、次に裏を使用しているのできれいな面はもうありません。こうなると畳の張り替えです。この張り替えとは、畳表を剥がして新しい畳表にする方法です。

 

しかしこれは畳の芯が健在であることが条件です。芯も弱っていると表替えをしても踏み心地が変わらなかったり、ひどいときは表替えではなくそのまま交換が必要になります。

 

・畳表を剥がす

・畳の縁の糸をカッターで切る

・縁を剥がしたら、畳の上下に糸が縫われているので切る

・畳の両端に台となるような物をおく(分厚い本でもOK)。体重を上からかけて畳床を反らす

・畳の目を合わせて、引っ張りながら貼る

・全体のバランスを見てよければ金具を打ち込む

・縁を専用ピンで打ち込む

 

以上の流れが表替えの方法です。裏返しでも説明しましたが、職人の技が必要となるためDIYするのは難しいでしょう。

 

3.畳交換の方法

約10年経過した畳はそろそろ交換の時期です。交換とは畳すべてを新調します。この頃になると、褪色もしていますが、踏み心地も悪くなっている頃です。畳がへこんでいる、隙間ができている、このような状態になれば思い切って交換をしましょう。

裏返し、表返しと違い芯も新調するので交換をするときには今までとは違う種類の畳にすることも可能です。

 

●畳の交換は種類を新調するタイミング

畳の歴史は古く奈良時代からすでに使用されていたと言われています。畳は時代ごとに少しずつ形を変えてきましたが、ずっと日本人の暮らしを支えてきました。

1990年~高度経済成長により人々の生活も欧米化へと変化することで、畳も形を住まいに合うように種類を増やしてきました。

 

ここでは、最近の畳はどのような種類があるのかご紹介いたします。畳を新調する時期がきたら、どんな畳にしたいか選んでみるのも楽しいことでしょう。

 

・まず、畳のい草には「国産」「中国産」「化学性」の3種があります。

国産は上質ない草を使用しているので高級品とされています。耐久性もよくツヤがあり高品質な畳です。

中国産は、国内の畳の全体の8割で使用されています。品質が国産より劣るため、耐久性や風合いはありませんが、その変わり安価なため賃貸住宅はほとんど中国産が使われています。

 

化学製品の畳とは、い草ではなく和紙や樹脂で作られています。汚れてもサッと拭くことができるため、小さなお子様やペットがいる家庭に人気です。ただ、い草ではないので特有の香りはなく、火にとても弱いことが弱点です。

以上が畳表のい草の種類についてでした、次は、畳のバリエーションについての解説です。

 

・縁なしと縁あり

縁とは畳のへりのことです。縁は柄や色、いろいろあるのでお好みのものを選ぶことができます。またこの縁がない畳は琉球畳と言います。沖縄で生まれた畳で縁がない分、すっきりとおしゃれな印象があります。色を交互にすることで和風な市松模様を作ることも可能です。

 

業者による畳の張り替え

業者による畳の張り替え

 

畳のちょっとした修理を簡単にできる修理キットが売っています。ちょっとしたほつれなら自分で縫えますし、破れているなら畳の色をした畳用のシールがあるので自分でも簡単にお直しすることは可能です。しかし大きな傷や汚れは自分で直すのは大変です。そもそもそこまでひどいなら張り替えを検討するべきです。

 

張り替えは素人でおこなうと失敗する可能性が高いので業者に頼みましょう。

 

畳の張替え業者に頼むメリット

畳の張り替えを業者に頼むと費用がかかるのでDIYしようと考える方も多いでしょう。しかし本当に業者よりも安く済むのでしょうか。

畳の張り替えには専用の道具が必要となります。これらをすべて集めると、それなりに費用がかかります。またこの道具は他のことで使用するなら購入しても無駄になりませんが、たったいちどの張り替えだけのために購入するのはもったいない気がします。

 

また、素人なので張り替えもスムーズにできず時間もかかります。時間がかかっても仕上がりがきれいならよいですが、シワがよったり最悪の場合、畳じたいをダメにしてしまうかもしれません。そうなると最初から業者に頼めばよかった…という感想になります。

 

張替えを依頼する畳屋を選ぶコツ

畳の張り替えを業者に頼むとき、何を基準に選べばよいのでしょうか。畳業者を調べると数多くヒットしますが、中には悪徳業者や知識がない業者も存在しています。優良な張り替え業者を選ぶ選択基準をお伝えします。

 

・畳の品質

畳を見るだけで品質がよいかどうかは素人には区別がつきません。「値段が高ければ品質も高級」という噂にまどわされないようにしてください。い草の品質がいちばんよいのは国産です。昨今では中国産が多く出回っていますが、中国産の注意点は農薬です。小さなお子様がいる家庭では国産の無農薬を選びたいです。

 

また国産のほうが耐久性も高く、ツヤもあります。長い目で見るなら国産がおすすです。業者によって取り扱っている畳の種類が違います。種類が豊富で、なおかつ国産を低価格販売している業者を選ぶとよいでしょう。

 

・技術はあるか

畳の張り替えには技術が必要です。技術については素人ではなかなかわかりません。なんとなくそれっぽい動きと、出来上がりがまぁまぁであれば信用してしまいます。中には張り替えの技術がないと糊で簡単にくっつけたりする業者もいるようです。

 

ホームページをみて施工例や施工件数も参考にしてください。

 

・国家資格を持っている

一級畳制作技能士という畳の国家資格があります。資格があるかないかはひとつの判断目安になります。

 

・知識が豊富

畳についてあれこれ質問しても、あいまいな返答や誰にでもわかるような答えしか返ってこない業者は知識が乏しい可能性が高いです。気になる畳があればどんどん質問してください。細かく教えてくれたり、わかりやすく丁寧に解説してくれる業者は知識が豊富で、いざ家に招き入れて調査をしてくれてもどんな畳が合うのかアドバイスをしてくれるでしょう。

 

・複数の見積もりをとる

最低でも3社からは見積もりをとってください。相場もわかるので極端に安すぎる、高すぎるところはやめましょう。また見積書も料金の提示だけではなく、どの畳を何枚使用するのかと詳細が明記してあるか確認してください。

見積もり以外の料金があとから請求されないか、出張費や作業費についても聞いておきましょう。

 

まとめ

畳の張り替えを検討している方は今回の記事は参考になったでしょうか。畳の張り替えは3種類あり、簡単に済ませられる裏返しもあれば、技を必要とする張り替えがあります。畳の種類も豊富なので、自分の好みで選ぶことでお部屋の雰囲気も変わり明るくなります。

 

張り替え作業は難しいので、自分で行うと失敗する可能も高くなります。無理をせず専門の業者に依頼しましょう。