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襖の張り替え時期はいつ?気になる交換タイミング・手順・所要時間

 
襖の張り替え時期はいつ?気になる交換タイミング・手順・所要時間

 

襖(ふすま)は日本の建築物を代表する建具のひとつ。スーッと閉まる独特の雰囲気や、見た目の美しさから、新築の建物でもあえて襖や畳、障子を取り入れて「和」の雰囲気を楽しんでいるかたも多いでしょう。

襖は和紙を使っているため、空気を清浄化する効果があったり、吸湿性に優れていて、日本の気候に合っていたり、断熱性にも優れていたりと、じつはとても機能的な建具なのです。

しかし反面、紙が素材なため、劣化や汚れが気になる、張替えのタイミングがわからないというかたもいるのではないでしょうか?

そこで今回は、襖の張替え時期の疑問にお応えすべく、交換の目安や襖の張替えにオススメの時期、また襖の張り替え手順について解説します。ぜひ最後まで、ご覧になってみてください。

 

 

建具の襖はいつ交換すべき?

日本の建築に数多く使われる襖の張替え時期は一般的にはあまり知られていません。しかし、襖には適切な交換時期や、交換した方がよいタイミングがあります。

襖の交換目安は?

襖の張替え時期の目安は、約10年といわれます。しかし、襖を使用している環境によって劣化は早くなります。

また襖が汚れたり、破れたりしたときにも張り替えることが必要になるでしょう。自宅に来客があるタイミングで、襖紙を新しいものに変えることも多いようです。

【襖の張り替えをおこなう主なタイミング】

・襖が経年劣化により寿命になったとき

襖の寿命は一般的に約10年といわれています。もしキレイに使っていても、10年を目安に襖を新しいものに取りかえるかたもいるようです。

大切に使えば、襖の寿命まで新しいものに取りかえる必要はないかもしれませんね。

・襖が汚れたとき

襖が汚れてしまったときも、襖を新しいものに取りかえる時期です。襖が汚れる原因は主に黄ばみやたばこの煙によるヤニ汚れ、飲み物によるシミなどです。

・襖が破れたとき

襖はとてもデリケートなものです。軽く押しただけでも破れてしまうこともあります。また、小さなお子さんがいるご家庭でも、襖の破れによる張り替えは多いといえます。

・来客の予定があるとき

たくさんの人が訪れる時期も、襖を張り替えるひとつのタイミングになります。お正月、お盆、お祭り、観光葬祭など、普段よりも人の出入りが増える時期には、襖の見栄えを気にするかたが多いようです。

襖の交換するときにおすすめな時期と天気はある?

襖を張替えるのに一番よいのは梅雨の時期といわれています。ここでは襖の張替えに梅雨が向いている理由を紹介していきます。

・湿気があると襖紙は伸びる

襖紙は湿気があると伸びやすい性質があります。そのため、襖を張替える時期は、湿気の多い梅雨を選ぶのがよいでしょう。

また、夏の季節も比較的湿度が高く、襖の張替えには適当な時期といえます。雨の日を選ぶと尚よいでしょう。

・襖紙は乾いたときにピンとする

吸湿性の高い襖紙は、湿気を吸うと伸びやすいのが特徴、一方で襖を貼って乾かすと一層ピンと紙が伸び、ハリが生まれます。

この湿った状態と乾いた状態の落差が、襖をキレイに貼るときに必要です。そのため湿気の高い梅雨の時期や、夏の時期が向いているといわれます。

また、梅雨や夏の時期以外に襖紙を貼るときの方法として、霧吹きで湿気を補いながら貼る方法があります。

しかし、この方法で貼った襖は、雨季の時期になるとしわが寄ってきてしまうことも……。

襖を張替える季節は梅雨か夏が最もオススメです。

 

襖の張り替えの手順とかかる時間


襖の張り替えの手順とかかる時間

襖を張替える方法にはいくつかの種類があります。

1、粘着シールタイプの襖紙を使った方法

襖紙の裏面に粘着テープが付いたもので、襖の張替え方法のなかでも比較的手軽にできる方法です。

粘着シールタイプの襖を貼るときは、うえから丁寧に空気を抜いて貼った後、仕上げにしっかりと襖紙を押さえて圧着します。

2、両面テープで襖紙を貼る方法

襖の枠に両面テープを貼って、襖紙を貼る方法です。

粘着シールタイプの襖紙を貼るときと同様に、空気が入り込まないように丁寧に貼っていくのがうまく張るためのコツ。

仕上げに、枠に沿ってしっかりと襖紙を圧着します。

3、のりで襖紙を貼る方法

襖紙の裏にのりが付いているタイプのもの。襖を張替える方法のなか、で最も本格的で最も手間がかかります。

今回はこの「のり」で襖紙を貼る方法を、細かい手順とともに以下で解説します。

【のりで襖紙を貼る方法の手順】

ここからは、襖紙をのりで貼る方法を詳しく紹介していきます。

襖の張替えをする時期はできれば湿気の多い季節、もしくは雨の日を選ぶのがよいでしょう。

1.枠・引き手を外す

まずは、襖から枠と引手を取りはずします。はじめに左右の枠をはずし、その後に上下の枠をはずします。枠を外す際はカナヅチを使いましょう。

枠を外したら引手をはずします。引手をはずす際は薄いヘラ状のものを引手と襖の間に挟み、テコの要領ではずししましょう。

なかの釘も鋲抜きではずします。

2. 襖が貼れるように下準備を施す

・襖の枠にマスキングテープを貼る

襖の枠にマスキングテープを貼るのは、枠にノリが付かないようにするためです。面倒と思わずにおこなっておきましょう。

・貼る襖紙のサイズ調整

貼る襖紙を、襖の大きさに合わせてカットします。襖紙のうえに襖を乗せて、合わせながらカットしていきます。

このときに柄の位置を確認、襖の模様が平行になっているかどうかを確認しておいてください。

・穴の補修をする

襖の下地に大きな穴が空いている場合は、穴のまわりにノリを塗って下地用の紙で補修しておきましょう。

雑にやると、うえから透けて見えてしまうこともあるので丁寧におこないます。

・襖の下地紙(茶チリ紙)を貼る

襖の下地に「茶チリ紙」という茶色い紙を貼っていきます。茶チリ紙を下地に貼ると襖がピンッと伸びて、より美しい仕上がりになります。

茶チリ紙を使う枚数は1枚の襖に対して6枚。貼る場所の四方に合わせてのりを薄く塗り、丁寧に貼り付けていきます。

茶チリ紙を貼った後はのりがしっかりと乾燥するまで放置し、乾かします。

3.襖を貼りつける

ここまで準備を整えたら、いよいよ襖紙を貼り付けていきます。

1、襖紙の裏面をうえにして、水をたっぷりと含ませたスポンジでまんべんなく、均等に濡らしていきます。

このときのコツは擦るのではなく叩くように水を含ませること。叩くように水を含ませることでしわやたるみの少ない、より美しい仕上がりになります。

2、全体を濡らしたら2〜3分置いてなじませます。

3、襖の天地(上下)を確認したら、濡らした襖紙のうえにゆっくりと乗せていきます。

襖を置くときはまず下の位置から合わせ、場所を確認しながら徐々に、倒しながら置いていきます。

襖を紙の中央に置いたら、うえから軽くたたいて襖紙を圧着させます。

4、襖紙のスキマから空気を抜きます。襖をひっくり返し、柔らかいタオルやハケを使って中心から外側に向かい、なでるように空気を抜いていきます。

しわができている部分は、いちど剥がして貼り直しましょう。のりが乾くとやりづらいため、時間との勝負です。

5、襖を立てて、陰で約1~2時間乾燥させます。直射日光は襖が反り返ってしまうおそれがあるため避けましょう。

4. 枠・引き手を取り付ける

襖が乾燥したら、枠と引手を付けていきます。はじめは左右の枠から取り付け、その後上下の枠を取り付けていきます。

引手を付ける際は、引手の場所の襖紙にカッターで切り込みを入れます。そこに引手を取り付け、釘で固定して完了です。

畳の張り替えはどれぐらいの時間がかかるのか

襖の張り替えに要する時間は襖紙のタイプや方法によっても異なります。

また慣れない状態で不慣れな作業も多いことから短くても数時間、長いと半日から1日がかりでおこなうことになるかもしれません。

・シールタイプの襖紙を上から張る場合

シールタイプの襖紙を使って襖を張替える際は、のりを使って張る種類に比べ、かかる時間は少ないといえます。数時間〜半日ほど見ておけば問題ないでしょう。

・いったん襖紙をはがして、上から張る場合

古い襖紙をはがしてから新しい襖紙を張る場合は、うえから新しい襖紙を貼る場合に比べ、手間も時間もかかります。

古い襖紙をはがす場合は中性洗剤を少し混ぜた溶液を全体にスプレーし、なじませてはがすとキレイにできます。はがす作業だけなら、数時間見ておけば問題ないでしょう。

・のりを使用する場合はさらに時間がかかる

のりを使って襖紙を貼る場合、襖の枚数にもよりますが、半日から1日くらいの所要時間は見ておいたほうがよいかもしれません。

作業の時間はもちろんですが、のりを乾かすだけでも数時間は必要になります。

襖の張替えは時期選びも大切ですが、襖の種類を選ぶことも大切です。

まとめ

ここまで、襖の張替えについてご紹介してきました。襖は日本の気候に合った建具のひとつ。洋式の建物が増えてきたとはいえ、部屋に襖のあるご家庭はまだまだ多いと思います。

襖の交換目安の時期は約10年。しかし、ご利用の環境や使用の状況で交換の時期は変わってきます。汚れたり、破れたりしてしまった場合には、ぜひ今回の記事を参考に襖の張替えをおこなってみてはいかがでしょうか?

キレイに張替えた襖は気持ちもよく、清々しく感じるもの。部屋の襖が気になるかたは、張替えに挑戦してみてはいかがでしょうか?畳や障子と一緒に、和の雰囲気を楽しんでくださいね!