畳のシミ取りは、シミの原因となったものごとに効果が高い方法を試すと、よりきれいにシミを落とせます。たとえば、コーヒーやしょう油のシミには漂白剤を、ペットの尿のシミには小麦粉やベビーパウダーを使うと効果的です。
畳のシミでお悩みの方は、この記事でご紹介していく、シミの原因ごとの効果的な方法を試してみてください。また、畳をきれいに保つためのお手入れ方法や、畳をリフレッシュさせる方法も、あわせてご覧ください。
目次
畳のシミ取りはシミの原因ごとに効果的な方法がある！
インターネットではさまざまな畳のシミ取り方法が紹介されています。そのため、気になるシミを落とすには、どの方法がよいのか悩んでしまう方もいらっしゃるかもしれません。そんなときは、ここでご紹介する、シミの原因ごとの効果的な方法を試してみましょう。
漂白剤はさまざまなシミに効果を発揮
漂白剤はさまざまな畳のシミに交換を発揮します。漂白剤が効果的なシミの原因には、下記のものがあげられます。
- コーヒー
- ジュース
- ウーロン茶や紅茶
- しょうゆ
- インク
- 血液
これらのものをこぼしたばかりの場合は、あらかじめティッシュやタオルなどでふき取ってから漂白剤を使うようにしてください。また、畳のシミ取りに漂白剤を使う際には、漂白剤を薄めておきます。そして、薄めた漂白剤をタオルにしみこませ、しっかり絞ってから、シミをふいていきます。畳表の防汚加工が取れてしまうので、濡れ雑巾で強くこすり過ぎないように注意しましょう。
この方法には、注意していただきたいポイントがあります。それは、漂白剤をじゅうぶん薄めないと、畳の色が白く変色してしまうことがある点です。そのため、はじめは漂白剤をかなり薄くして、効果が弱いようであれば漂白剤を少しずつ濃くしていくことをおすすめします。
ペットの尿のシミには小麦粉
ペットや赤ちゃんの尿でできたシミを取るには、小麦粉を使うと効果的です。ただし、この方法は尿がついたばかりのときに有効です。尿が完全に乾いてしまった場合には効果が期待できないので、その場合には張り替えを検討しましょう。
この方法の手順は、まず、尿をティッシュやタオルなどでふき取ります。そして、小麦粉をまいて、小麦粉が尿を吸い取るのを待ちます。しばらくしたら、小麦粉を掃除機で吸い取ります。最後に、ぬらしたタオルできれいにふき取ります。
塩や洗剤なども！シミ抜き・汚れ落としに使えるもの
漂白剤や小麦粉以外にも、塩や市販のシミ取り洗剤も、畳のシミ取りに効果が期待できます。塩を使う場合、こぼした液体をふき取ってから、塩をふりかけます。塩が液体となじんできたら、歯ブラシでシミをこすります。
このとき、畳の目にそってこすると、シミが落ちやすいです。シミが薄くなったら、掃除機で塩を吸い取り、水拭きしてください。
畳のシミ取り洗剤については、除菌効果や消臭効果が強いものなど、さまざまな商品があります。商品によって特徴が異なるので、選ぶ際には表示をよく確認するようにしましょう。
シミ取りしたあとは畳の水分をしっかり取る
畳のシミ取りをしたあとは、しめった畳にカビが発生してしまうのを防ぐため、乾いたタオルで畳の水分をしっかりふき取り、乾燥させてください。湿度が高い日には、除湿器やドライヤーを使うと畳をしっかり乾燥させられます。
ここまで、畳のシミ取り方法をご紹介してきましたが、シミが落ちない場合やシミの範囲が広い場合は、畳の張り替えも選択肢のひとつです。
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畳をきれいに保って長持ちさせるためのお手入れ
さきほどは畳のシミ取り方法ご紹介しましたが、畳をキレイに保つためのお手入れについても知っておきましょう。正しいお手入れを続けることで、畳を長持ちさせられるので、ぜひ実践してみてください。
ふだんの基本的な掃除方法
ふだんの掃除で掃除機を使う際には、時間をかけて掃除機をかけるようにしてください。なぜなら、掃除機をさっとかけただけでは畳の目のゴミやホコリは取れにくいからです。また、畳の目をひっかけてしまわないよう、畳の目にそって掃除機をかけるようにしましょう。
カビやダニの繁殖を防ぐ方法
畳はフローリングに比べて、じかに座ったり寝転がったりすることが多いため、カビやダニの繁殖にはとくに注意が必要です。カビやダニの繁殖を防ぐためには、畳に水分がついたらすぐ乾かすことが大切です。また、除湿器やエアコンの使用も、カビやダニの対策効果があります。
しかし、気をつけていてもカビが発生してしまったときは、ドライヤーで乾燥させたのち、エタノールをふきかけて、タオルでこするなどしてカビを落としてください。また、ダニが発生したときは、市販のくん煙剤を使い、畳のなかに潜むダニを退治しましょう。
年に2回の畳の大掃除「畳干し」
畳は年に2回、畳干しをしてあげましょう。畳干しとは、屋外に畳を出して乾燥させたり、たたいてホコリを落としたりすることです。畳干しは、湿度が低い季節の晴れた日にするのがおすすめです。日光がよく当たる時間帯に、5時間くらい干すようにしましょう。
畳を長持ちさせるために気をつけたいこと
畳を長持ちさせるために気をつけたいことは、畳の上にじゅうたんを敷かないことです。なぜなら、じゅうたんを敷くと畳に湿気やホコリがたまり、カビやダニが発生しやすくなってしまうからです。カビやダニの繁殖が進むと、やがて除菌や駆除では対処しきれなくなり、畳の張り替えが必要となります。
また、室内で洗濯物を干したり観葉植物を置いたりすることも、室内の湿度が高くなって、カビやダニの発生につながる原因となります。畳を長持ちさせるためには、湿度の上昇につながるものを室内に置かないようにしましょう。
畳の汚れ・いたみがひどい場合は……
畳をきれいに保てるようお手入れをしていても、畳は徐々に汚れやいたみが進行していくものです。畳の汚れやいたみがひどくなってきたときは、「裏返し」「表替え」「新調」という3つの対処法があります。
それぞれの方法を解説していく前に、畳の構造について知っておきましょう。畳の構造は、イグサなどでつくられたシートの「畳表」、畳表がかぶさっている板の「畳床」、畳表と畳床を固定する「畳縁」でなっています。このことを頭に入れながら、「裏返し」「表替え」「新調」についてみていきましょう。
・裏返し
裏返しとは、畳表を裏返すことです。畳縁を取り外して畳表を裏返し、新しい畳縁を縫い付けます。
・表替え
表替えとは、畳表と畳縁を新しいものに交換することです。
・新調
新調は、畳表、畳床、畳縁すべてを新しいものに交換することです。
裏返し、表替え、新調をするには、業者に作業を依頼する必要があります。業者に依頼する際の費用や依頼先については、つぎの項目で詳しくふれていきます。
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裏返し・表替え・新調で畳をリフレッシュさせよう！
畳のシミ取りや普段のお手入れをしていても、汚れやいたみが気になるときは、裏返し・表替え・新調で畳をリフレッシュさせましょう。裏返し・表替え・新調をすることで、畳の見た目が真新しくなります。
さらに、表替えと新調については、ホコリがたまった畳表を交換できるというメリットもあります。ホコリがたまった古い畳表はダニが発生しやすいため、ダニアレルギーが心配な方は、裏返しではなく表替えか新調がおすすめです。
裏返し・表替え・新調にかかる費用
畳の裏返し・表替え・新調にかかる費用の相場は、下記の通りです。表替えと新調は、畳表の素材によって料金が大きく異なるため、相場が大きく変動することがあります。
- 裏返し……相場は畳1枚あたり3,000～6,000円程度
- 表替え……相場は畳1枚あたり4,000～30,000円程度
- 新調……相場は畳1枚あたり8,000～50,000円程度
ここでは参考として費用相場をご紹介しましたが、実際の料金を把握するには、業者に見積りを取ってもらいましょう。
畳の素材にはさまざまな種類がある
畳表の素材にはイグサが使われることが多いですが、イグサ以外にも、プラスチックや和紙などの素材もあります。
プラスチックや和紙を使った畳表は、カビやダニが繁殖しにくかったり、色や模様の種類が多かったりという特徴があります。畳の表替えや新調をする際には、どんな素材を選べるか業者に相談してみてください。
裏返し・表替え・新調をするには
畳の裏返し・表替え・新調の依頼先は、畳業者やリフォーム業者などがあげられます。また、弊社のように、畳業者を紹介するサービスを提供している会社もあります。
弊社を利用される場合、お電話でご連絡をいただいたら、弊社のサービスに加盟している業者がご自宅にうかがいます。そこで、作業の打ち合わせや事前見積りをおこないます。
作業内容や料金にご納得いただいたら作業をうけたまわり、代金のお支払いは作業後となります。畳の裏返し・表替え・新調をご検討の方は、ぜひ弊社へご連絡ください。
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