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2017.07.20更新

ふすまの張り替えは両面同時!タイプによって違う張り替え手順を解説

ふすまの張り替え 業者に頼むか自分でやるかの選択

ふすま紙の張り替えをしたいなと考えている方は、なんとか自分でやれないだろうかと思われる方も多いと思います。DIYが主流になってきている今、自分でやるという選択肢もあります。しかし、ふすま紙の張り替えにはさまざまな工程があり、簡単にはいかないことが多いようです。
そこで今回は、ふすま紙の張り替えのコツなどをご紹介していきます。ふすま紙の張り替えにはどのような手順があるのかを見たうえで、業者に頼むのか自分でやるのか、選択していきましょう。

ふすまのタイプを知る

ふすまのタイプは大きくわけて4種類あります

ふすまのタイプは大きく分けて4種類あります。ふすま紙の張り替えができないタイプもありますので、張り替える前に設置されているふすまがどのタイプかを確認しましょう。

  • 本襖

組み上げられた木の上に紙を重ねて貼るふすまです。枠には折れ合い釘式、木ネジ式、釘打ち式などの種類があり、取り外しが可能です。ふすま紙も張り替えることができ、メンテナンス性が高いです。古くから使われており、現在でも一般的なふすまです。

  • チップボール襖

本ふすまにチップボールという厚紙を下張りして耐久性を高めたふすまです。本ふすまと同じく張り替えが可能です。チップボールには室内の湿度に応じて湿気を吸収・放出する機能性があります。

  • 戸襖 (板襖)

骨組みの上にベニヤ板が貼ってあるふすまです。
一般的に和室と洋室や廊下を仕切る場合に使われます。和室側にふすま紙を、洋室側に合板を張り付けてお部屋に合わせた外観にすることができる便利なふすまです。戸襖も張り替えが可能ですが、本ふすまと張り替え方が異なります。

  • ダンボール襖・発泡スチロール襖

比較的安価に設置できるため、集合住宅でよく使われるふすまです。芯材にはダンボールや発泡スチロールを用いるためとても軽いですが、耐久性が低いです。張り替えもできないため傷んだ場合は重ね張りをするか、ふすまごと取り換える必要があります。

ふすまの張替えは種類だけでなく有効寸法にも注意しておきましょう。幅90㎝前後、高さ170㎝~180㎝のものが一般的ですが、半襖や中間、丈長など、サイズのものもあります。ふすま紙の幅や長さが足りなくて貼れないということがないよう、サイズを測っておくとよいです。

ふすま紙の種類を知る

ふすま紙の種類には3つのタイプがあります

ふすま紙には貼り方や素材の異なる様々な種類がありますのでご紹介したいと思います。
ふすま紙の貼り方には、再湿のりタイプ・アイロン貼りタイプ・シールタイプの3つのタイプがあります。

  • 再湿のりタイプ

再湿のりタイプはあらかじめ裏面にのりがついています。水でのりを戻しながらヘラなどを用いて貼るものです。
仕上がりが綺麗になるのが特徴ですが、他のタイプと比べて張り替えの難易度は高いと言われています。

  • アイロン貼りタイプ

アイロン貼りタイプは、裏面に熱で溶けるのりがついていて、アイロンの熱を使って貼り付けたりはがしたりするタイプです。スチームアイロンを使って熱と水蒸気で全面を張り付けるものと、熱のみを使って部分的に張り付けるものがあります。比較的張り替えしやすく、手軽に扱えるタイプです。

  • シールタイプ

シールタイプは裏面にシールが付いており、剥離紙をはがしながら貼り付けるふすま紙です。こちらも張り替えの難易度は低いので、張り替えの経験がない方におすすめです。

ふすま紙の素材には繊維の丈夫さや色褪せ具合、製法などが異なる様々な種類があります。

  • 紙でできたふすま紙

紙のものは、伝統的な手漉き技法によって作成された本鳥の子や、機械漉きで、均一に作られた安価なものなどがあります。

  • ビニールを使ったふすま紙

ビニールふすま紙は、塩化ビニールなどの合成樹脂性のふすま紙です。耐水性、と汚れにくさから水回りによく使用されます。

  • 布で作られた織物ふすま紙

織物ふすま紙は、紙のものよりも破れにくいのが特徴です。合成織物、天然織物があります。

まずは道具を揃えましょう

ふすま紙のタイプによって必要なもの

ふすまを貼るための道具はホームセンターに行けば揃えることができます。

貼り替えに必要な道具
・ふすま紙
・カッター、はさみ
・定規
・マスキングテープ
・補修紙、茶チリ紙
・障子のり、ハケ、のり用の容器
・クギ締め
・金槌
・バール、引き手用鋲抜き(木枠と引き手を外すときに使用します。)
・スポンジ、新聞紙(ふすま紙を濡らすときに使用します。)
・バケツ
・なでバケ

ふすまや、ふすま紙のタイプによって必要なものは変わってきますが、基本的には以上の道具を用意しておけば対応できるでしょう。

ふすま紙を張り替えするときの手順とコツ

ふすま紙のタイプで違う張り替え方法や手順

ふすまの張替え方法はふすまやふすま紙のタイプによって異なります。

本襖、チップボール襖の場合

まずは引き手をバールや引き手用鋲抜きを使って外します。釘抜きにはコツがあります。引き手を一度浮き上がらせてからもとの位置に戻しましょう。釘だけが浮いて抜きやすくなります。壊れないよう慎重に行いましょう。
次に枠をバールで外します。釘がある場合はこの時バールで抜いておきましょう。クギがない場合は金槌で枠の上部を叩いて外しましょう。
枠に印をつけておきましょう。はめる時に便利です。
ふすま紙はふすまの周囲より1~2㎝くらい長めにカットします。柄がある場合は柄の位置を考えて切りましょう。

カットできたら裏面全体に水を付けます。
ふすまの淵にのりを塗り、ふすま紙を上部に貼り付けます。両サイドを引っ張るようにしながら左右を貼っていきます。上から下へ向かって貼っていくイメージです。貼り終わったら四隅のはみ出た紙をカットします。
紙が乾いたら左右、上下の枠をつけ、最後に引き手を付けて完成です、引き手を付けたい場所に放射状に切り込みを入れておきます。

戸襖、ダンボール襖、発泡スチロール襖の場合

まずは本襖と同様、引き手を外します。次に貼りたいふすま紙を水で濡らし、薄くのりを付けます。
ふすま本体にものりを付けます。ふすまの淵から、ハケの幅分塗っていきます。ふすま紙に塗ったのりよりも濃いのりにしましょう。
ふすま紙を貼るときは内側から外側に向かって空気を抜きながら貼っていきます。ハケを使って優しく作業をしましょう。
余った部分はカッターと定規を使って切り取ります。
乾いたら本襖と同じく引き手を付けて完成です。

両面テープで貼る場合

まずは引き手を外します。
ふすま紙をふすまよりも10㎝ほど余るようにカットします。
ふすまに両面テープを貼っていきます。両面テープは重ならないようにしましょう。
片側をマスキングテープで止め、反対側から両面テープをはがし貼っていきます。
余った部分をカットし、引き手を付けて完成です。
ふすまは片面だけ張り替えると、表裏で紙の張り具合に差が出るため、歪んでしまうことがあるようです。張り替えるときは両面同時に行うのがよいでしょう。

まとめ

ふすまの張替え作業は自分でも行えれば、ふすま紙が破れた時や、汚れてしまったときにすぐに新品のふすま紙に変えることができます。ふすま紙は様々な種類があるのでお気に入りの柄やデザインのものを見つけたら張り替えてみるのもいいでしょう。ただ、張り替えには手間もかかりますし、綺麗に貼るのが難しい場合もあるのでその時は無理せずに業者に頼みましょう。

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