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2019.04.08更新

畳の上にカーペットを敷く3つのリスク!回避する予防対策

畳の上にカーペットを敷く3つのリスク!回避する予防対策

「畳にシミをつくりたくないし、汚れたら洗えるようなカーペットを敷きたい」、「寒い冬を温かく過ごすために、畳の上からカーペットを敷きたい」……と考えたことはありませんか?ですが、そのまま畳にカーペットを敷くのはちょっと待ってください。

結論から言えば、畳の上にカーペットを敷くのはさまざまな理由からおすすめできません。しかし最近は畳用のカーペットなども販売されており、いくつかのポイントに留意すれば問題なくカーペットを敷くこともできるのです。

今回は畳の上にカーペットを敷く際の注意点や、畳に敷いても問題なく使えるオススメのカーペットを紹介したいと思います。ぜひ参考にしてみてくださいね。

畳の上にカーペットを敷くとこんな悪環境に?

実は、カーペットは畳ととても相性が悪いのです。そのため、畳の上からカーペットを敷くと、さまざまなリスクが発生してしまいます。

湿気が溜まりやすくなる

畳は通気性がよい素材でつくられています。湿度が高いときは部屋の湿気を吸い、部屋が乾燥しているときは水分を放出して適切な湿度を保ってくれます。

しかし、その上にカーペットを敷いてしまうと畳の通気性は阻害されてしまい、湿気がこもりやすい部屋になってしまうのです。

ほこりやカビが発生しやすくなる

湿気がこもりやすい部屋になってしまうと、ただ単に湿度が高くなるだけではありません。畳から放出される湿気がカーペットとの間に溜まってしまう、畳が吸収した湿気をうまく放出できないなど、カビにとって最適な空間が生まれてしまうのです。

また、ほこりは布から発生するため、カーペット自体がほこりを発生させてしまいます。それだけでなく、静電気や繊維の隙間があることでほこりを溜め込んで、さらなる悪環境を作り上げてしまうのです。

ダニが発生しやすくなる

畳とカーペットの間、そしてカーペットの表面には、ほこりや髪の毛が溜まりやすいという特徴があります。そこに湿気がこもりやすい状況が拍車をかけ、カビだけでなくダニにとっても快適な環境となってしまうのです。

【カビ対策】畳の上のカーペット

【カビ対策】畳の上のカーペット

模様替えや寒さ対策、小さいお子さんへの配慮などが理由で、どうしても畳にカーペットを敷きたいという方もいらっしゃることでしょう。そこで、ご家庭でも手軽にできるカビ対策をご紹介します。

裏面を乾燥させる

雨が降った後や湿度の高い日はカーペットの裏側に湿気がこもり、カビが発生しやすい環境が整ってしまいます。そのため、まずはカーペットの裏面に湿気をためないことが大切です。

畳の上に敷いたカーペットはこまめに掃除をし、裏面をめくって風を当てましょう。カーペットは重いうえ、風を当てようにも範囲が広いと感じるかもしれませんが、半分ずつめくった状態で1時間ずつ放置するだけでも効果があります。

部屋がかなりジメジメしており、乾燥しそうにないという場合はエアコンの除湿運転を利用するとよいでしょう。

掃除機で清潔にする

カビは湿気のほかにも、ある程度汚れている環境を好みます。髪の毛やほこりはカーペットの上では見えづらいものですが、こまめに掃除機をかけ、清潔な状態を保つことが大切です。

【ダニ対策】畳の上のカーペット

畳にカーペットを敷く場合、対策が必要なのはカビだけではありません。ここからは、カーペットのダニ対策をご紹介します。

スチームアイロンや布団乾燥機で死滅させる

ダニは50度、ダニの卵は62度以上で死滅するため、高温のスチームを用いれば短時間で死滅させることができます。表面のダニや卵だけ死滅させても奥に潜まれていては意味がないので、奥までしっかり熱を伝えましょう。

うまく熱が伝わらないと、スチームの湿気が畳やカーペットに悪影響を及ぼす可能性もあります。

スチームアイロンを用意するのが難しい場合は、布団乾燥機を使うとよいでしょう。ダニの逃げ場をなくせるような、袋状で布団を閉じ込められるタイプであればなお有効です。

カーペットを丸洗いする

カーペットを丸洗いすることで、ダニの死骸や糞を洗い落とすことができます。しかしすべてのダニが死滅するわけではなく、大半は生き残っているものです。そのため55度以上の熱を加えられる乾燥機やコインランドリーの洗濯機に入れると、より確実に駆除することができますよ。

掃除機で清潔にする

頻繁にカーペットを丸洗いできればよいのですが、実際そうはいかないものです。ダニの死骸や糞をできるだけ取り除き、ダニの好むほこりや髪の毛などの汚れも合わせて除去するよう、掃除機はこまめにかけましょう。

畳の上にカーペットを敷きたい!こんな種類を選んでみては?

畳の上にカーペットを敷きたい!こんな種類を選んでみては?

畳の上にカーペットを引くにあたって、注意すべきことはたくさんあります。これまでに解説したポイントを踏まえた上で、以下のようなカーペットを敷いてみてはいかがでしょうか?

防虫対策されたもの

製薬会社と協力して、ダニ・防虫対策が施されたカーペットも販売されています。過信することは禁物ですが、通常のカーペットを使うよりもずっとよいということは明らかですよね。

抗菌や防臭対策されたもの

先ほどのような防虫だけでなく、抗菌・防臭対策がされたカーペットもあります。他にも防音ができるタイプなど、さまざまなカーペットがありますよ。

アレルギー症状が起きにくいもの

人間がアレルギーを発症する原因となるものは、おもにカビの胞子やダニの死骸などです。ウールや綿などの天然繊維はこれらの温床になりやすいものですが、ナイロンやアクリル、ポリプロビレンなどの化学繊維でできたカーペットは、わざわざ防虫対策等をしなくてもダニやカビが発生しにくいという特徴があります。

アレルギー体質だ、アレルゲンが気になる、という場合には化学繊維でつくられたカーペットを選ぶとよいでしょう。

カーペットを敷いたら定期的にお手入れしよう

いくら防カビ・防虫効果のあるカーペットを敷いたとしても、ほこりや髪の毛といったゴミ、黒ずみ、ニオイはどうしても付着してしまいます。

カーペットから畳への悪影響を防ぐためには、定期的にお手入れが肝心です。ここからは、正しいカーペット掃除の方法をチェックしていきましょう。

掃除機でホコリやゴミを取り除く

まずは掃除器を丁寧にかけ、カーペットに落ちた小さなゴミやホコリを取り除きます。畳とカーペットの間や、カーペットの上に座布団やテーブルなどを置いていた部分は念入りに掃除をしましょう。

カーペットの毛の流れに逆らい、毛足を起こすように掃除機をかけることで、ゴミやホコリを上手に吸い取ることができます。

また、ペットの毛や髪の毛はカーペットに絡まりがちです。この場合は掃除機の前に目の粗いブラシをかけてカーペットの毛並みを起こすと、抜け毛が浮き上がって取れやすくなりますよ。

水性の汚れを落とす

カーペットが汚れている場合は、まずその汚れが油性か水性かを確認してください。食品などの油汚れだった場合、「雑巾で拭こうとしたら汚れを広げてしまった」なんてことになりかねません。また、水性の汚れが濡らした雑巾で拭き取ろうとし、水を含んで余計に広がってしまうこともあるでしょう。

水性の汚れを落とす場合は、薄めた中性洗剤や重曹液を汚れにしみ込ませます。そのあとは乾いた雑巾で、汚れごと洗剤液を吸い取るつもりで、カーペットを押すように拭き取りましょう。

油性の汚れを落とす

食べこぼしや油性マジックなど、油性の汚れは水拭きでは取れません。油性の汚れを落とす場合は、油を溶解する作用のある薬品(ベンジン)を雑巾に含ませ、汚れをたたくようにしてしみ込ませていきます。その後は、水性の汚れの場合と同様に乾いた雑巾で拭き取ってください。

ベンジンは燃えやすい性質があるため、火気に十分注意しましょう。また、カーペットの色を落としてしまうおそれもあるため、目立たない場所で色落ちしないかテストをする必要があります。

プロに相談したほうがよいケースも……

掃除をするためにカーペットをめくったらすでに手遅れで、畳にカビや虫食い、取り切れないであろう汚れなどが発生していた……という場合もあるでしょう。

自力ではどうしようもないと感じたのであれば、プロへ相談するのが一番です。以下のようなケースは、とくに業者へ相談することをおすすめします。

畳自体の損傷が激しいケース

畳が痛んでしまっている、虫食いがある、カビが根深くて落とせない……など、個人で対処しきれない場合もあります。こうした場合は、迷わず業者へ相談しましょう。

床素材をカーペットに張り替えるケース

カーペットを敷くくらいなら、いっそ畳をカーペットに張り替えてしまったほうがよい場合もあります。畳は重いため処分に困るうえ、張り替えも自力だけでは難しいという方がほとんどだと思いますので、業者に依頼して交換してしまいましょう。

まとめ

今回は畳とカーペットの相性についてや、畳の上にカーペットを敷く際の注意点について説明しました。

畳の上にカーペットを敷きたい場合はそのデメリットや注意点を知り、条件に合ったカーペットを選ぶ必要があります。カーペットは畳に比べて防音性が高く、メンテナンスもしやすい便利な素材です。一方で畳は重さなど利便性の悪さから、現在ではなかなか十分なメンテナンスができない素材になってしまいました。

畳の傷みや黒住、カビのいる場所をしっかりと理解したうえで畳の修理や交換をし、快適な暮らしを保ちましょう。自分自身で問題を解決することが難しいと感じた場合は、業者に相談することもおすすめします。

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